山下和仁を応援してくださった皆様へ

故 山下 和仁 は、1月24日に病のため永眠いたしました。生前に賜ったご厚誼に故人にかわって感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

1961年、長崎市に生を受け、父 山下 亨の影響で幼少期よりギターに親しみ、やがて類稀なギタリストとして国際的な評価をいただき、世界を舞台に演奏活動をいたしました。

彼はクラシックギターのスタンダードなレパートリーの真価を世に問うとともに、思う音楽を求めて楽器の可能性を追求し続けた編曲活動をおこないました。それらは、ギター表現の領域を押し広げた前人未到のものとなり、また、それを見た多くの作曲家への委嘱や曲の献呈を受け、情熱的な演奏活動によりギターの新境地を切り拓きました。

また、世界各地での音楽資料の探訪、雅楽をはじめとする日本古来の音楽や南米伝統音楽などの幅広い『音楽』の研究に没頭し、音楽家として飽くなき探求の人生を歩みました。

人類の歴史と共にある音楽を紐解こうとし続けた彼の人生は、道半ばにして閉ざされてしまい、遺した多くの作品や資料の中には、世に出して皆様とともにさらに深めるべきものが数多くあります。自身の表現する音楽を多くの人に届けることに喜びを感じていた志を継ぎ、彼の音楽探求と思いに心を寄せて、今後も様々なかたちで少しずつ皆様のもとに届けたいと考えております。

山下和仁の音楽活動を後押ししてくださった皆さまに重ねて御礼を申し上げます。

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